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ジャネットグラスカンパニー(ジャネット社)は、1898年~1983年まで操業されていたアメリカンヴィンテージ食器を代表するガラスメーカーのひとつです。
食器に限らずキャニスターやジャーなど様々なキッチンツールが有名です。

ジャネット社は、1898年にペンシルバニア州ジャネットで設立されました。
世界恐慌時代には、アメリカに7社あるディプレッショングラス主要企業のひとつに数えられ、1928年~1938年までの間に14種類のコレクティブルパターンを送り出しています。

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ジャネット社は、創業当初、前身であるガラスボトル製造業の手作業によるガラスボトル製造技術を活かし、様々なジャー(ボトル)や自動車用のヘッドライトレンズを製造していました。
その後、早々に実用性の高い食器などガラス製品に生産を集中し、1900年代初頭には手製のボトル、ジャー、食器を数多く生産していたようです。

ジャネット社は1917年、事業拡大を狙い生産の大半をプリズムガラスにシフト変換しました。
プリズムガラスは、グラス底部に色ガラスの欠片を溶かしこみ、周囲にレンズのような凹凸を繊細に加工することで、グラスに光を当てたり水を入れたりすると、プリズムのごとく幻想的な虹色の光の屈折が楽しめるガラスです。
残念ながら、ジャネット社のプリズムガラス製造はわずか3年で終了し、プリズムガラスと入れ替わりでファイヤーキング同様プレスガラスの製造に方向転換しました。

1920年代末~1930年代後半の大恐慌時代には、プレスガラス製法のテーブルウェアを多数輩出しています。
近年ジャネット社のアイテムとしてよく知られるテーブルウェアは、この頃に製造されたアイテムです。

ジャネット社のガラス食器およびキッチンウェアに使用された色は、ピンク、グリーン、クリア、ウルトラマリンと呼ばれる珍しい青緑色など様々です。ファイヤーキングジェダイカラーとよく似たミルキーなジェダイカラーやデルファイトカラーのアイテムも数量限定で生産されました。

ジャネットコレクターの間で最も人気のあるミルクガラスは、シェルピンクシリーズです。
1950年代後半に短期間だけ製造されたシェルピンクシリーズは、淡いピンク色のミルクガラスに様々な型を取り入れています。
ペールピンクの食器は、フェントン、フォストリア、ケンブリッジなど他社でも生産されましたが、ジャネット社のアイテムは今でも最も人気が高いようです。

1930年代の世界恐慌が終止符を打った後も、ジャネット社はミルクガラス食器の製造を続けていましたが、第二次世界大戦中には業績が低迷しました。
1940年半ばに終戦すると再び業績は回復し、1961年に同じペンシルバニア州にあるサッチャーガラスマニュファクチャリングのマッキーガラス部門(マッキー社)を買収しています。
その後、1983年に工場を閉鎖し、80年余りの歴史に幕を下ろしました。

ジャネット社のアイテムは、日本のコレクターの間では、ジェダイカラーのキャニスターが抜群に人気です。
キャニスターは、コーヒー、シュガー、ティー、シリアルなどのための保存容器として販売されていたアイテムですが、趣のあるジェダイカラーとポップなデザインで、いろいろな用途に使えそうです。
ファイヤーキングのジェダイシリーズと相性の良いソルト&ペッパーなどの調味料入れも人気、レア度ともに非常に高いアイテムです。
保存容器や調味料入れは一度手に入れると、長年使えば使うほど愛着が湧きそうです。
レア度が高く入手困難ですが、チャンスがあればお見逃しなく!

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