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マクベスエバンスグラスカンパニーは、アメリカのディプレッションガラスの製造で有名なヴィンテージガラスメーカー。繊細かつ個性的なデザインと透け感で世界中にファンがいます。
ファイヤーキングなど同時代のガラスアイテムよりも非常に薄く繊細な作りのために、光がとてもキレイに透けます。
マクベスエバンスは、特に最近知名度とともに年々人気が上昇していますが、1927年~1940年までのわずか数十年と製造期間が短く生産量も少なかったため、入手が困難です。

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ディプレッションガラスの名前の由来は、1929年から1930年代後半まで続いた世界恐慌(Great Depression)と同じ1929年~1939年の期間に製造されたガラスであることから。当時アメリカとカナダでは、透明または半透明のピンク・イエロー・グリーンなど色つきガラスが大量生産され、低価格で普及されました。

マクベスエバンスは、1869年、トーマス・エバンスによって設立されたガラス会社と、1872年、ジョージ・A・マクベスによって設立されたガラス会社が合併して、1899年に設立されました。両社はともに、もともと灯油ランプやランプシェードの製造で成功していた会社です。
設立当時から第一次世界大戦中は、陸軍と海軍向けのサーチライト用パーツの製造に専念していた同社ですが、1920年後半になってテーブルウェアアイテムの生産をはじめ好評だったことから、1930年にはディナーウェアラインの生産へとテーブルウェアの製造を拡大しました。

その後、マクベスエバンスは1937年、ニューヨークのコーニンググラスワークスに買収されましたが、買収後もペンシルベニア州チャールロイにて、コーニンググラスワークスのマクベスエバンス部門として、食器製造は1940年代後半まで続きました。

マクベスエバンスの食器は、1920年代半ばに導入された色つきミルクガラスの技法を使い、淡い色使いと他社のガラス食器に比べて薄く繊細なのが特徴です。光やコーヒーなどが大いに透けて、独特の風合いが感じられます。
マクベスエバンスのデザインパターンシリーズは、ペタルウェア、アメリカンスイートハート、ドッグウッド(ハナミズキ)、ティストル(アザミ)、クリスタルリーフ、チネックス・クラシック、スティップルドローズバンド(Sパターン)の全部で7種類。コレクティブルアイテムとして特に人気があるのは、ペタルウェアとアメリカンスイートハートです。

ペタルウェアの製造期間は1930年~1940年代後半。マクベスエバンスがテーブルウェアの製造開始初期からリリースしたパターンであり、最も製造期間が長く、マクベスエバンスの歴史に幕が下りる最後まで継続して生産されました。
製造当初はクリスタルとピンクの2カラーのみでしたが、その後クレマックスとモナックスを追加。パステルバンドも登場しました。 花びらのような柔らかいデザインと半透明の透け感で、今でもとても人気の高いシリーズです。

モナックスとクレマックスは、マクベスエバンス特有の半透明ミルクガラスのカラーです。
美しいミルクホワイトカラーのモナックスは、光にかざすと微かに青みがかった色になり、より繊細な印象を与えます。
クレマックスはモナックスの製法を僅かに変えることで作りだしたアイボリー調の象牙色で、モナックスよりもより不透明度は高いですが繊細さは保たれています。クレマックスは、製造当時はイヴレーネと呼ばれていたようです。

アメリカンスイートハートの製造期間は1930年~1936年。アメリカンスイートハートは、当時、別名Rパターンとも呼ばれていました。
精巧なエッチングが女性らしいパターンです。ペタルウェア同様、マクベスエバンスのヴィンテージガラス食器を代表するデザインで、プレート、カップ&ソーサー、ボウル、シュガー&クリーマーセット、ソルト&ペッパーセット、タンブラー、ボウル、ピッチャーなど様々なアイテムが見つかります。

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